【バビロンの大富豪】積立NISAしたくなる本。

投資

「富というものは一本の樹と同じく、小さな種から育つ。おまえが貯める最初の一枚の銅貨が種となって、おまえの富の樹が育つのだ。種を植えるのが早いほど、樹は早く育つ。おまえがずっと貯め続けて、その樹に肥料と水をきちんとやれば、それだけ早くおまえがその木陰で満足感に浸れる日が来るのだ。」

 

ジョージ・S・クレイソン. バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか


ジョージ・S・クレイソン

スポンサーリンク

はじめに

「お金持ちになりたいが、お金持ちになる方法を学んだことがない。」

一見馬鹿げたような状態ですが、こういう状態にある人は少なくはありません。

本当にお金持ちになりたいのならば、まずはその方法を学びましょう。

紹介する「バビロンの大富豪」は、経済学の古典です。

古典から学ぶメリットの一つは、本質を学べるという点です。価値のないものは人々から見放され、忘れられていくものですが、古典として受け継がれてきた知恵は、昔から現在にかけて一貫して価値が認められてきた普遍的な知恵です。今後もその価値が薄れる可能性は低いでしょう。

この本からは9つの話を通して、お金を持ちになるための術を学ぶことができます。
それらの話の中から、一貫して見受けられる「本質」を簡潔にまとめました。

結論

お金持ちになる方法をまとめ、以下の4つに集約しました。

  1. 稼いだお金の一部を先に保管し、残りのお金で生活をする
  2. 保管したお金を使ってお金を増やす
  3. 焦らない
  4. お金持ちになりたいという欲求を常に抱いておく

さらに付け加えると、現代社会では、1〜3の方法を一発でクリアできる方法が発明されています。

それは積立NISAをすることです。

4についてはあまりに根本的すぎて見落としがちですが、お金持ちになりたいという想いを持ち続けることが重要です。

以下でこれら1〜4について補足します。

現状で将来に向けて投資をしている人は、正直読まなくてもいい本だと想います。

解説

「お金持ちに絶対なる」という意思を持ちながら、つみたてNISAを行うことでほとんどの人は奥義を習得したことになります。
発展として、貯めたお金を使って、信頼できるものや人への投資や事業の開拓が推奨されていますが、上級者向けだと感じました。

しかし、なぜ積立NISAが有効なのかを知ることが重要ですので、1〜4のお金持ちになる方法を解説します。
本書は物語調でわかりやすく表現されているため、ふんだんに引用を用いて行きたいと思います。

1.稼いだお金の一部を先に保管し、残りのお金で生活をする

この知恵が、本書の肝と言っても過言ではありません。これができるようになって始めて他の知恵を活用できるようになります。

まずは収入の十分の一以上を自分の為に取っておくことから始めましょう。
この時注意するのは、十分の一を何より先に取っておき、決して使わないことです。

これを長い年月続けることが第一歩です。

積立NISAでは、積立方法さえ登録すれば、毎月自動的に指定金額を投資してくれます。

以下は引用です。

私がすすめるのは、アルガミシュの知恵を認めて、稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく、と自分自身に言い聞かせることだね。朝起きたときにこの言葉を唱えてごらん。昼にも唱える。夜にも唱えるのだよ。毎日一時間ごとに唱える。何回でも唱えて、この言葉が炎となって空に浮かび上がるまで唱えてみたまえ。このことをしっかりと心に刻み込むのだよ。ほかのことは一切考えないようにする。そののち、ここまでは大丈夫だと思う割合が分かったら、その分の金を取っておくのだよ。その割合は最低でも十分の一にしておくことだ。必要ならばこの十分の一のためにほかの支出を切り詰めるのだ。稼いだ金はまず、その割合だけ最初に確保したまえ。自分だけのものといえる宝を持っていることで心が豊かに感じられるようになるはずだ。その宝が増えるにつれて、刺激を受け、生活に新しい楽しみが加わりわくわくしてくる。もっと稼ごうとさらに大きく努力するようになる。しかも稼ぎが増えても、自分のものとして取っておかねばならない割合は同じでよいのだからね

ジョージ・S・クレイソン. バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

 

2.保管したお金を使ってお金を増やす

お金持ちになるためには、保管したお金はただ保管して置くのではなく、増やす術を学ぶ必要があります。本書の中では、金貸しが大活躍し金利で大儲けしていたり、将来の需要を予測した天才的な投資により大金持ちになるようなシーンが描かれていました。これを現代に当てはめると、投資そのものになります。

さまざまな投資がありますが、ハードルの低さや成功の再現性を考えると、まさに積立NISAだなと感じました。

さて次の段階として、みなさんの貯めた貴重な財産を働かせ、増やす手段を考えることにしましょう。財布の中の金は持っているだけでうれしいもので、けちな人間であればそれで満足するでしょうが、持っているだけでは何も生み出しません。毎日の仕事の報酬から金を取りのけ、貯めることは手始めにすぎないのです。私たちの豊かな財産を作ってくれるのは、取りのけた金がさらに稼いでくる金なのです。

ジョージ・S・クレイソン. バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

3.焦らない

うまい儲け話に飛び込んで、何年間も貯めたお金を一瞬にしてなくしてしまう男がいました。自分が汗水流し、長い時間をかけたお金は慎重に扱わなければなりません。

ちなみにこの男は、レンガ職人が海外から宝石を仕入れる事業に出資したが、レンガ売りが偽物をつかまされたため、あえなく失敗しました。宝石を仕入れるなら、宝石に詳しい人に任せるのが当然です。レンガ職人に投資してはいけないことは、少し慎重に考えれば分かることでした。

積立

 

4.「お金持ちになりたい」という欲求を常に抱いておく

根本的なことですが、自分はお金持ちになれない、ならなくてもいいと思っていてはなることはできません。

ワンピースでもルフィは海賊王になると言い続けていますよね。

お金持ちになりたいと思って生きている人と、そうでない人では耳に入ってくる情報が違ってきます。また、お金を得られるチャンスが訪れたときの反応速度も変わってきます。

「おかげでまた一つ悟ったよ。俺たちはなんで金に恵まれたことがないのか。その理由もはっきりしたよ。それは今まで俺たちは富を求めたことが一度もなかったからなのさ。」

ジョージ・S・クレイソン. バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

まとめ

積立NISAをしとけば間違いはないです。
発明に感謝。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました