【やる気スイッチ】賢者の書。頑張りたいけど頑張れない人へ

会社で嫌なことがあったとき、頑張りたくなくなったとき、私はこの本を思い出します。

「賢者の書 喜多川泰」

この本はある少年が9人の賢者から、人にとって大切なことを学ぶ物語です。
頑張ろうと思っているけど、家に帰ったらスマホ触って動画見て寝てしまう人。
いざやってみてもすぐに辞めてしまう人は少なくありません。

私自身もそうです。短期間だけはやる気になるんですけど、なかなか続かない・・・。

頑張るのが嫌になったり、頑張らなくてもいいじゃんと思ったときに、この本を思い出し、また前向きに進み出す勇気を再燃させています。

この本は表紙に書かれている通り、9人の賢者から9つの学びが与えられる本です。
筆者が人生を豊かに過ごすために必要だと思ったことを9つに厳選し、魂を込めて伝えてくれています。正直どれもこれも書き残したいほど納得しました。

その中でも、私にぶっ刺さった教えを5つほど厳選し、今日から何ができるのかという目線でお伝えしたいと思います。

賢者の書は、主人公のサイードにとって紛れもなく人生を変えた本でした。人生を変えるだけの教えがありました。人の人生を変えるほどの教えが9つもあれば、どれか一つくらいは自分自身の価値観を変えてくれると思いませんか。

賢者の教えらしく、少しかたい文章をお届けします。

1.自分の行動に期待しないし、評価しない

行動の結果、一つのピースが得られる。それは自分が期待したものではないかもしれないが、必要だから手に入る。期待していたものと違うピースが得られたときに、失敗だと思うかもしれないけど、そんなことはない。

自分の思い描く絵を完成させるときに、「あのピースはこのために必要だったな」と気づく。

私の経験で言うと、高校3年生での受験に失敗し、志望校に落ちてしまったが、一年間の浪人を経て現役時代よりもより志望度の高い大学に進学できた。

浪人は私にとってただただ失敗だと感じていたが、大学時代の友人に出会えたのは紛れもなく浪人を経験したからである。今では、あの経験なくして今の自分はないとはっきりと言い切れる。

行動の結果何が帰ってくるのかは怖がる必要も期待する必要もない。ただあなたにとって必要だからそのピースが与えられる。あなたが考えるべきことは、「このピースはどのように役に立つのか」ということである。

何かをするときに、意味があるのかないのか、結果が出るか出ないかなんか考える必要はない。
そして、その結果起きたことが良いか悪いかも考えなくて良い。
あなたに必要だからそうなっていると受け入れる。
どう使うかだけ考えよう。

2.他人の関心に関心を持つ

成功する人は高い自尊心を持っている。
自尊心が高いことは悪いことではないが、持つためには条件がある。

それは自尊心と同じ高さの他尊心を持つこと。

他尊心は、この世にいるすべての人達が、自分と同じようにかけがえのない素晴らしい存在であることを認めること。
周りにいるすべての他人を、尊重し、尊敬する。
そして、その高さと同じだけ自尊心を高める。

そうすれば、自分を卑下することも、傲慢になることもない。

自分以外の人間を尊重するためにはどうすればいいか、非常に難しい問題だと思う。
答えは人それぞれだと思うが、私が効果があると思った他人を尊重するための手順を紹介しておく。

  1. 相手の話をただただ聞く
  2. 相手の関心を理解する
  3. 相手の関心に関心を抱く

自分の興味ある話題、興奮した出来事、辛かった出来事を人に話して、全く聞いてもらえなかった時を想像してほしい。悲しい気持ちになってしまうことだろう。人を尊重するというのは、人の関心を尊重すると言い換えてもいいと思う。

他尊心が高められたならば、その高さまで自尊心を高めること。

3.毎日が自分の伝記を書く作業だと考える

成功する人には、「この人はこうだから成功できたんだな」と納得できるエピソードがある。偉人の伝記には、そういったエピソードが必ず盛り込まれている。
今日過ごしていいる1日1日が、自分の伝記の1ページだと考える。
今日のあなたの1ページを読んだ読者が、「この人は成功する人だ」と納得するような一日を過ごしているのかを考えてみる。
そう思えないのであれば、最終的に大きな成功は得られないと考えるのが自然だ。
今の自分には何もないと考えていても落ち込むことはなにもない。
あなたの伝記を読んでいる人が、「この人は将来絶対に成功できる人間である」と確信できるような一日を積み重ねればいいからだ。
時間の投資先は今しか決められない。
将来成功間違いなしと思ってもらえるような日々を送ろう。
〜お気に入りの一文〜
人は自らが努力して創り上げたものの上にしか、安心して立つことはできんものだからな。

4.自分が幸せにできる人を探す

成功者は、他人を幸せにすることを考える人に多い。

世の中の多くの人は、自分を幸せにしてくれるものを探して生きている。

しかし、世の中の誰かを幸せにしたいと願う人も少数ながら存在する。自分がなにかしてあげられることはないか、楽しませられる人がいないか、役に立てることはないかと常に考えている人がいる。

そういう人たちこそが世の中でいう成功者であり、賢者である。

仕事でも、恋愛でも、giveの精神が成功への近道だよ。

5.使う言葉が人間をつくる

この本を読んで以来「人生を作るものはなにか」と問われたら「言葉」と即答しようと思っている。

ポジティブな言葉を使う人は、ポジティブだからポジティブな言葉を使うのではなく、
ポジティブな言葉を使っているから、ポジティブになっている。

これが、言葉が人を作るという考え方である。

無意識にあなたが取り入れている言葉が、頭の中で真実になっていくのだ。
(脳は取り入れた音声情報の真偽を判断することなくすべて正として処理すると言われる)

人は言われた通りの人間になっていく。

そして、日頃耳にするすべての言葉の影響を受けるとすると、最も影響力が大きいのは、自分自身の言葉だ。

口にする言葉だけでなく、頭の中で考えることもすべて影響を与える。

自分は自分の考える通りの人間になっていく。

「自分は努力ができない人間なんだ」
「自分は才能がないから成功できない」
「自分は体が弱いからすぐに病気になってしまう」

こう思っていると、本当にそうなってしまいます。

表面上謙虚になることは大切です。
他尊の心をもって謙虚であることは必要なスキルです。

しかし、自分自身にかける言葉はいつでも希望に満ちていた方が良いと思います。

ポジティブであるメリットはこちらで紹介しています。

運が良くなる方法

 

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