概要
哲学に近い本ですが、読みやすいです。
- この時代で生きぬくための力について言及している。
- 著者:中野 善壽、「なにも持たないこと」が人生テーマ。
生活に必要な分を除いて全て寄附しているらしい。 - 中野さんの話を聞くことで浮かび上がった、現代を楽しく前向きに生きるためのヒントを短くまとめて紹介した書籍
著者イメージ
読み終えた勝手なイメージ・・・。
例えばスマホ依存について著者はこう語ると思われます。
中野「スマホは便利だけど、時には手放してみるのもいいよ。大切なのはスマホが支配するのではなく、自分がスマホをどう使うかを自分で決めること。だから、たまにはスマホから離れて、目の前の景色を見たり、五感をフルに使って生活を楽しんでみてほしいな。それが、自分自身と向き合う一歩になるんだよ。」
今日が全て
僕が何より伝えたいのは「今日がすべて」という言葉。今日できることは、今すぐやる。
これは、冒頭に現れる一文であり、中野氏のメインメッセージのようです。
この人スマホ持ってないだろ
20%くらい読み進めて思ったことが、
「この人スマホ持ってないだろうな」でした。
案の定、30%ほどでこのような一文が
物質的な欲望からの解放
一貫して表現されるメッセージを読み解くと、中野氏は「物質的な欲望からの解放」を推奨しています。
欲望からの解放なので、簡単にはできません。
読んだ方はおそらく、「それができれば苦労はないよ」と感じたのでは?
私はそう感じてしまいました。
なぜなら彼の多くの主張は、手元にスマホやSNSがないことを前提としているからです。
こういう意味では、現代社会で幸せに生きる方法とは言えないのではないか、と感じました。
ただし、欲望から解放され、中野氏が主張するような生活ができたとすると、
きっとストレスの少ないいい生活なのだろうなとは思います。
いわゆる「実存主義」的な考え方ですね。
共感したメッセージ
決して悪い書籍と言いたいわけではないので、共感したメッセージを載せておきます。
- 僕が何より伝えたいのは「今日がすべて」という言葉。今日できることは、今すぐやる。
- 捨てるセンスを磨く
- 慣れを捨てる、見知らぬ人との会話が刺激になる。
GPTに会話させてみた
最後に、書籍から得られた中野氏の情報と、私の解釈をまぜて人物像を作成し、会話をしてもらいました。
会話になっているので、本を読むより分かりやすいかもしれません。
長いので興味があればご覧ください。
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中野くんが言った。「モノは少なければ少ないほど、本当に大切なものが見えてくるよね。余計な欲から解放されると、自由になれるんだ。それが、幸せを感じる道だと思うんだ。」
すると、その友達のジャンくんは「そうだね、それも一つの考え方だよね。でも、モノが全て悪いわけじゃないと思うんだよね。大切なのは、モノに振り回されないで、自分で自分の生き方を選べること。それが真の自由で、幸せだと思うんだ」と反論しました。
中野くんがまた言いました。「確かに、モノ自体が悪いわけじゃないよね。でも、無駄に消費する社会の流れに流されると、自分自身の本当に大切なものが見えにくくなるよね。だから、少ないモノで生活することで、自分と向き合う時間を作るんだ。」
ジャンくんは同意しつつも、「モノを手放すことも大切だけど、他の人とどう関わるかも重要だよね。友達との絆や、共有の経験も自己理解には大切な要素だと思うんだ」と付け加えました。
この会話から、モノをどれだけ持つかより、自分自身がどう生きるかを自分で決めることが幸せへの道であるという、若者たちの存在主義的な視点が見えてきます。
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まとめ
例えば、1日だけスマホを使わない日を設ける、或いは必要最低限の物しか持たないように生活をシンプルにするなど、中野の価値観に基づいた小さな実験を試してみてはいかがでしょうか。
それがあなた自身の生活にどのような影響を与えるかを観察してみてください。
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