止まっている人は、止まり続けようとする。
動いている人は動き続けようとする。
「手紙屋 著:喜多川泰」
この本について書きます。
おすすめ度
人生にモチベーションが湧かない人にピッタリです。
喜多川泰の本はそういう気持ちにさせてくれる本が多く、読むのが好きです。
おすすめ度 | ☆☆☆☆ |
おもしろさ | ☆☆☆ |
役に立つ | ☆☆☆☆ |
読みやすさ | ☆☆☆☆☆ |
斬新さ | ☆☆☆☆ |
独自性 | ☆☆☆ |
やる気になる | ☆☆☆☆☆ |
今を全力で生きたくなる
就職活動中の主人公が、10通の手紙を通して精神的に大きく成長する物語です。きれいごとばかり書かれた本が多い中、現実的でとてもポジティブな内容です。
やる気が出るし、どうすればうまくいくのかのヒントも大量に散りばめられています。
大人が「うまく言えないけど伝えたい大切なこと」が書かれた一冊と言えます。
キーワード
印象に残ったフレーズを3つ紹介します。
切り取ると言葉の重みが減るのが残念・・・。
- あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています。
- 今、目の前にあるものに全力を注いで生きる。
- 失敗した人は才能を理由にあげる。成功した人は情熱を理由にあげる
手紙屋が教えてくれたこと
10通の手紙に渡って、さまざまな角度から助言や応援をしてくれる手紙屋。
その数ある教えの中から2つ厳選しました。
称号を与える
あなたが出会った人を全て味方にする方法をお教えます。
それは、相手に称号を与えることです。
「君はとても優しい人だよね」と言ってくれた人に対しては、なんとなく優しくしてしまうのが人間の性です。
このように称号を与えてあげることで、その性質を引き出すことができるのです。
これは、日常のあらゆる人間関係に応用できる大技です。
効果的に使いましょう。
くれぐれも悪い称号を与えないようにしましょう。
そうしてしまうとどうなるかは想像できますよね・・・。
頭の中の天秤
お金では手に入れらいないものを手に入れるための方法を紹介します。
それは、頭の中にいつも天秤を用意しておくことです。
片方に欲しいものを乗せ、
それと釣り合うものを釣り合うだけもう片方に乗せます。
具体例いきます。
「チームで誰よりもうまくなりたい」と考えているなら、
「チームの誰よりも意味ある練習をする」を乗せると釣り合います。
手に入れられなかった時には、
「乗せるものは間違っていなかったか」
「乗せる量は足りていたか」と振り返ることができます。
正しい努力を、必要なだけするための補助となる脳内天秤。
目標があるひとは実装してみてはどうでしょう。
まとめ
一人の大人が「人生で学んだ大切なこと」を全力で伝えにきてくれる本です。
喜多川泰の本は定期的に読んで元気をもらっています。
思考のテクニックを2つだけ引き出しましたが、10通の手紙は、あなた自身の根底にある考えかたをプラスに変えてくれるエネルギーがあります。
今日からできる一文を引用して終わります。
「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる。」
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