「AI vs.教科書の読めない子供たち」から問題を1つ借りてきます。
問題:次の文を読みなさい。
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
以下の文中の空欄に当てはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
Alexandraの愛称は( )である。
- Alex
- Alexander
- 男性
- 女性
さて、正解はどれでしょう。
衝撃的な結果
冒頭の問題、答えは分かりましたか?
答えは当然1のAlexですね。
ここが問題ではなく、本当に出したい問題は次です。
冒頭の問題の中学生、高校生の正答率は?
答えは、
中学生:38%
高校生:65%
でした。
調査方法に問題があるのでは?と思う人はぜひ読んでみてください。
丁寧に方法が解説されていますが、私には妥当な調査方法だと思われました。
この結果がもたらす悲劇
このような問題が複数紹介されており、どれも想像より正答率が低い結果でした。
正解できる生徒とできない生徒の差は何か。
それが読解力です。
この結果は学歴や能力値に強い相関を示しています。
読解力が低い
教会書が読めない
勉強ができない
という分析が容易にできますね。
前半で解説したように、AIが苦手とする「読解」をできることが将来仕事を奪われないために必要でした。
AI?人間?
「AIじゃ読解できないから人間じゃないとだめだ」
「あれ、人間にも読解力の低いAI以下の能力の人が多いのでは?」
つまり、読解力がない人は、将来仕事が回ってこない可能性が高まります。
スマホを触れば触るほど馬鹿になる
以前、「スマホを触れば触るほどバカになる」という過激な話を聞いたことがあります。
読解力が低下する要因として、スマホの多用が浮かびました。
情報量が多く、理解も解釈も想像もせずとも楽しめるコンテンツが無限にあるので、読解そのものをする機会が下がっているのではないかと考えました。
スマホは上手に使えばとても便利ですが、中毒性が高すぎるので、子供には取り扱いが難しいでしょう。
子供にスマホを持たせたくないけど、そうもいかないというのが現代の親世代の悩みだとか・・・
相手にしない
読解力が著しく低い人を相手にしないことも今後重要となるでしょう。
Youtubeのコメント欄やtwitterでとんでも論争が日々繰り広げられていることについて、
「ネタでやってるんだろう」
と思っていましたが、この本を読んで、
「彼らは本気だ」
ということに気付かされました。
中には言ってもわからない人が35%います。
「根本的に読解ができない人もいる」ということを頭の片隅に入れておくと、無駄な論争に巻き込まれたり、無駄な時間を過ごすことを防げるように思います。
世の中想像以上に文章を読めない人が多い。
これは教訓かもしれません。
まとめ
- 読解力がない人は思ったより多い
- 読解力がないと将来AIに仕事を奪われやすい
- スマホの触り過ぎは読解力低下に影響がありそう
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