はじめに
スモールビジネスの成功経験を書いた本の内容を、ぎゅっとまとめて紹介します。
メンタル論と方法論がバランスよく紹介されており、地に足がついた内容になっている印象です。
起業したいと思う人は、セミナーやYoutubeに行く前にひとまず読んでみてはどうでしょうか。
他人の経験から学ぶことは、レバレッジの効いた効率の良い情報収集方法です。
章の構成は以下のようになっております。
- なぜ起業するのか
- 何を売るのか
- どうやって売るのか
- テレアポのやり方
- 起業直後の成功の秘訣
- 価格設定
- 業務効率化
- さらなる成長
記事では、章の壁を乗り越えて、重要な部分のみをピックアップしたいと思います。
著者の経歴
- 人と話すのが苦手で高校中退
- 体が弱くて20歳までに3度入院
- フリーターがもてはやされた時代に感化
- ライン業務や調理の仕事を転々
- 既婚で3歳の子供
- 学力、体力、コミュ力がとても低い
そんな著者は35歳でこう思ったそうです。
- 「経歴がいまいちで、ろくな会社に就職できない」
- 「自由になりたい」
- 「ホームページ作成サービスで起業だ!」
2ヶ月後に全財産1万円以下に。
もうだめかと思ったが、2年後には年収1000万達成。
なんのセミナーも受けず、1日の労働時間は1時間まで減った。
3年後4年後、収入は一定の割合で増え、自分が成功していると自覚。
そんな著者の成功法則をどうぞ。
キーワード
大事だと思うキーワードを紹介。
ここだけでもみていってください。
- できる人間の真似をしない
- パートナーを見つける
- 覚悟をし、自分の殻を破る
スモールビジネルに成功する方法
起業までの手順
本編に入る前に、企業プロセスをまとめました。
先にこれをみて全体像を掴んだ方がわかりやすいと思います。
有能な著者に学んでいきましょう。
- 覚悟を決めて、闘争心に火をつける
- 今できることをリストアップする
- 大きな需要を見つける
- 今できることリストから「売るもの」を決める
- 成功している先行サービスの利用規約、Q&Aを見て仕組みや収益のポイントを調べる
- 社名は検索結果1万件以下のワードとする
- すでに信用を勝ち取っているパートナーを見つけ、相手に有利な条件を提案
- 透明な封筒でDM、カラーのチラシで宣伝、そしてテレアポ
- 最初は赤字覚悟で無料で商品を提供し、実績を作る
- 価格設定・ブランディング
成功のためのポイント
上記の10ステップを滞りなく進めることができれば、スモールビジネスに成功できそうですね。
ここからは、成功のためのポイントをスポット的に紹介していこうと思います。
覚悟を決めて、闘争心に火をつける
ビジネスの世界は戦場です。生ぬるい考え方だと簡単に淘汰されてしまいます。まずは、やるかやられるかの世界に足を踏み入れるというマインドから固めていきましょう。
需要とは、不便さや不満のことだ
需要を見つけると言われてすぐできれば苦労はありませんね。生活の中で、不便なことや不満を感じたらリストアップしておきましょう。
それらを「できることリスト」で解決できるならビジネスチャンスかもしれません。
先行サービスを真似する
3年以上続いているサービスの利用規約はQ&Aは情報の宝箱です。
なぜなら、トラブルが起これば規約で対策するし、質問が多いことはQ&Aにまとめられるからです。
他社の経験から得られた貴重なノウハウが無料で落ちているので拾うしかありませんね!
パートナーを見つける
本書内の最重要項目だと思われます。
なんの実績も信頼もない状態でサービスを打ち出しても基本的には売れません。
そこで大切なのが、すでに顧客からの信頼を勝ち取っている人をパートナーとして営業してもらうことです。
パートナーには、「売れたら5万円渡します。チラシを置いてくれるだけでOKです。」のように、ノーリスクでリターンのある条件を提示しましょう。
自分の利益よりパートナーの利益です。
パートナーを探すには、お客さんから最も近い場所にいて、お客さんから信頼されている人を探しましょう。
パートナー選びの条件
- お客さんに一番近い場所へ効率よく、無料でアクセスできる
- すでに取引のある業者を通すことで、経験も実績もない自分の信頼性を高める
パートナーと契約する
パートナーとしたい相手が見つかったら、次は交渉です。
「チラシを同封するだけで、一件につき5万円!」のようなキャッチーなDMやチラシを送りましょう。
また、チラシやDMを読んで興味を持ったとしても、連絡をしてくる確率は低いです。こちらから連絡をしましょう。
その際役に立つテクニックとして、チラシの色を目立つ色(黄色、赤など)にしておくことがあります。
「黄色いチラシを送ったものですが、大変お得な提携サービスに興味はありませんか?」
面倒臭い道を選ぶ
簡単で効率の良いビジネスは、他社が容易に参入できるため、資金の多いものが有利なゲームになります。
キャンペーン価格
低い値段でも売りたいという時は、キャンペーン価格と名を打ちましょう。
そうしておくことで、今後の値上げのハードルが下がります。
ルールと形を決めて、商品に合う客を集める
お客さんに合わせてサービス内容をいちいち変更するのは、悪手です。
サービスの破綻を招きます。
時には客から無理を言われることもあります。その時には、
「申し訳ありませんが、今の価格でそのサービスはできません。上位プランへの移行はいかがですか?」と平然と値上げをしましょう。
お客にルールを守ってもらう
自分のルールをお客さんに守ってもらうと、交渉を有利に進めることができます。
お客とのトラブルは、最初にしっかりとルールを教えなかったから招いた事態だと考えられます。
そのためには、ルールを目に見えるように掲載することが重要です。
学習塾であれば、入塾テストを行い客を選ぶなど。
繁盛店だから自分のルールを通せるのではなく、自分のルールを守るからこそ、繁盛店を維持できるのです。
Google Workspaceを使って迷惑メールを回避
独自ドメインでdkimの設定ができるため、相手の迷惑メールフォルダに分類される可能性を飛躍的に下げることができます。
未払防止
未払が発生した時には、「客が悪い」と考えるのではなく、「仕組みが悪い」と考え改善しましょう。ポイントは以下の通りです。
- 支払い能力がなさそうな人の仕事は受けない
- 銀行振込は避ける
- サーバーや営業ツールを無料で貸与し、滞納したら即座に利用停止させる
- スポット作業の場合は、先に代金を預かる
ブランドイメージを上げる
ホームページ上で超高級仕様の商品を用意しておきましょう。
精肉店だとすると、高級和牛専門のネットショップを立ち上げる。
そして、実店舗で高級和牛ネットショップの宣伝をする。
すると高級和牛のイメージが実店舗のコロッケの価値を高める。
といった具合です。
高級和牛が売れなくともなんの問題はないのです。
まとめ
まずは、自分にできることをリストアップ。
そして、世の中需要を拾い上げること。
自分にできることと世の中の需要を組み合わせる。
細かいテクニックも参考にしてくださいね。
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