【絶望】AIに仕事を奪われる子供の特徴。解けないとやばい例題あり(前編)

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はじめに

「AIに仕事を奪われる」

これはAIという言葉が世に浸透し始めた10年前くらいから、有名な煽り文句となっていますね。
技術が進めば、人の作業を機械に置き換わる。
AIに限らず、近年のテクノロジーの進歩により現在進行形で確かに起こっている現象です。

遠い昔には、窓を叩いて住人を起こすという仕事があったそうですが、アラームや目覚まし時計が当たり前の現在では考えられませんね。

本記事の参考にした本
「AI vs.教科書が読めない子供たち 著:新井紀子」

ポイント

本記事では、以下の2点にスポットを当てます。

  1. AIに置き換えやすい/置き換えにくい仕事の特徴
  2. AIに仕事を奪われそうな子供とは(後編)

AIの特徴を知ることで、AIから仕事を奪われないために必要なスキルがわかります。
そして、AIと職を争うことになる子供たちが、実は危ない状態にあるという事実も・・・。

キーワード

読解力

AIは数理計算は得意ですが、「言葉」が苦手なのです。
つまり、読解力を用いた仕事こそ、AIに代替されないための大きなスキルの一つなのです。

読後感

書籍内で中高生を対象にした「読解力テスト」が紹介されているのですが、その結果が想像の何倍も悪い結果で驚愕しました。

教科書が読めないというのは集中力がなくて読めないのではなく、教科書を読んでも理解できないという意味です。

つまりは、一般的に使用されている日本語が理解できないのです。
教科書には純文学のような小難しい表現は使用されません。

教科書を読めない子供たちは、AIよりも仕事ができるとは思えません。
難関国公立の合格者は、軒並み読解力の高い子供ばかりでした。

言葉を理解できない子供たち、それを解決する策は本書では不明とされていました。

個人的には、幼い頃から触れるコンテンツに読解力を要さないものが多い場合、読解力が身に付かないことが想像されました。
Youtube,tiktokなどの映像コンテンツは、「なんとなくみても面白い」ので、子供の読解力が育ちにくいと考えました。

AIに奪われる仕事

AIの得意不得意を教科で表すと、以下のようになります。

【得意】
歴史・数学

【苦手】
国語・英語

AIはそもそも、数学的に作られているものなので、こうした結果になります。
この結果から分かることは、言語を人間同等に処理することができないということです。

歴史がなぜ得意かというと、いわばカンニングのプロだからです。
「問題文からキーワードをネットで検索し、答えを導き出している」と考えてください。

数学的に処理できるものはAIが得意なのです。
つまり、仕事がマニュアル化しやすい仕事はAIによって代替されやすいのです。

AIにできない人には簡単なこと

「ジュースとってきて」

AIにとってはこれは非常に難しい課題です。

人間だったら「ジュースはおそらく冷蔵庫にあるだろう」とか「冷蔵庫はこうすれば開くだろう」など、当たり前に分かることが、AIにはわかりません。

また、冷蔵庫を開けることができても、中からジュースを見つけ、取り出すことはさらに大変です。

「将棋の名人に勝てても、近所のお使いにすら行けない」のが現状のAIなのです。

ジュースをとってくるだけの作業にも、とんでもない情報量が秘められているのです。

これをAIで処理するためには、あらかじめその情報をインプットしていなければならない。
とても大変な作業に思えてきます。

言葉の意味を理解し、常識に基づいて行動できることはAIにはできない素晴らしい能力ということができますね。

10〜20年後になくなる職業トップ5

最後に、10年後になくなると予想される職業ランキングを乗せておきます。
書籍では25位まで掲載されています。

  1. 電話販売員(テレマーケター)
  2. 不動産登記の審査・調査
  3. 手縫いの仕立て屋
  4. コンピューターを使ったデータの収集・加工・分析
  5. 保険業者

(出典)「AI vs.教科書が読めない子供たち 著:新井紀子」

 

AIに仕事を奪われそうな子供については(後編)で。

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