【個別株投資】好決算銘柄に後乗りで勝てるのか【投資2年目】

投資

投資を始めて1年半ほど立ちました。
ここ最近、ある程度利益が取れるようになってきたので、
初心者のときにはできなかったが、今はできるようになった手法(考え方)を紹介します。

経済情報や決算情報の確認といった基本的な情報収集を行っている上で、購入対象をどう決定するかについて深堀りします。

書籍やネット上でさまざまな投資法が紹介されておりますが、
多くは投資の熟練者目線で語られており、いまいち身近に感じれないものも少なくはありません。

そこで、この記事では、熟練者の素晴らしい手法ではなく、一歩だけ前に進めるよう
友人のアドバイスのような方法を紹介します。
投資で90点、100点を取る方法ではなく、
50点を60点にできる情報です。

・「業績の良い銘柄を買ってるはずなのになかなか勝てない
・「指数は上がっているのに、自分の銘柄だけあがらない
という方には役に立つ情報になっているかと思います。

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結論

好決算銘柄後乗り

簡単に言うと好決算を出した銘柄に少し高いと思いつつも飛び乗り、
下降するなら売却。
上がり続けるのなら、持ち続けます。

「何だそんなことか、自分もやっている」と思われた方が多いかもしれませんが、確認してみましょう。

自分の保有する銘柄を見て、
・上場来や年初来の高値を切り上げている銘柄はいくつありますか?
・直近の決算で大きく上昇した銘柄は?
・50日移動平均線、100日移動平均線が上向きな銘柄の数は?
を確認してみてください。

これらに当てはまる銘柄が少ないのであれば、「上がっている銘柄」を買えてないかもしれません。

上昇トレンド銘柄の購入者は含み益が多い。
下降トレンド銘柄の購入者は含み損が多い。

好決算後乗りメリット

  1. 短期間で成果を狙える
  2. 損切りが比較的簡単
  3. 多くの銘柄を試せる

1.短期間で成果を狙える

好決算や好材料で値段を大きく上げた銘柄は、上昇の勢いがあります。普段は見せない連続上昇、大幅上昇の波に乗れる可能性が高まっています

2.損切りが楽

後に「リバウンド狙い」「割安」狙いと比較しますが、好決算後乗りですと、損切りが楽です。上がりすぎたタイミングで買ってしまい、その後下げに転じたならば、下がるなら売るというシンプルなマインドで損切りができます

小さく負けることが大切。

3.多くの銘柄を試せる

初心者目線のメリットになるかもしれませんが、多くの銘柄を扱う経験が得られます。

損切りが早いということは、短い周期で銘柄を変更できるということ。
長期投資や割安株リバウンド狙いに比べ、短期間で経験を積むことができるので、投資の上達につながると感じました。

さらに、ずっと強い銘柄はキープされ、弱くなった銘柄は売られることになるので、手元に揃う銘柄はお気に入りの銘柄になります。ずっと強い銘柄に対して、まるでコレクションのような愛着が湧いてきます。

良い銘柄3銘柄を購入、上がらない銘柄が1つあれば、上がらないものを売却し、新しい銘柄を探す or 強い銘柄を買い増しというのが性に合いました。

具体例

具体例をもとに、上昇銘柄の強みを紹介します。

実際に取引をした銘柄を紹介します。

7456:松田産業

出典:株探

 

この銘柄は8月12日の好決算で大幅に上昇していることが分かります。その後1度下げますが、再び決算翌日の2705円になったあたりで購入し、後日売却しました。
(その後さらに上昇・・・)

注目してほしいのは、決算翌日の2075円あたりで購入した人は現在全員利益を得ているという点です。

窓を開けて上昇すると「上がりすぎて下がりそうな気がする」と思っていたのですが、こういう「強い銘柄」を積極的に買うようになり、成果が出ました。

上昇時の出来高が下降時より多い傾向に注目・・・

割安・リバウンド狙いをやめた理由

では、次に好決算後乗りと逆の手法である、割安・リバウンド狙いをやめようと思った理由をお伝えします。

投資をやっていて不安になる理由の多くは、「損したくない」に集約できると思います。
割安と聞くと、

なんだかお得な気持ち = 損しなさそう

という気持ちになりませんか?

しかし実際はどうなることが多いのでしょうか。「損」についての考え方をもとに、リバウンド狙いをやめようと決めた理由をお伝えします。

上昇銘柄が下がったらどうするのか

まずは先程からお伝えしている、好決算後乗り銘柄が下がった時について考えます。
上がると思って購入した銘柄が、思いに反して下がってしまった場合はどうすればいいのか。

結論:売る。

思い描いたような上昇が見られない場合には、早めに売却して、次の「強い銘柄」を探します。売却するかの判断には出来高を使っています。「出来高」を伴って下げている場合には、下げに転じる恐れが高いと考え、早めに手放します。

負けるときに小さく負けることが重要。

損切りが難しい

下がっている銘柄を買い利益を挙げるのは上がっている銘柄を買うよりも難しいと考えます。
それは、損切りのタイミングがわからないからです。

そもそも下降傾向ですから、含み損が発生する確率が高いことは明らか。そんななか、いつ損切りをするかの判断は私にはまだできないと感じました。

上がっている銘柄だったら、思ったように上がらなかったら売ればよい。つまり、「上昇傾向が下降傾向になれば売る」というシンプルな判断で良いのに対し、下がっている銘柄では、下降傾向の中でいつ売ればよいか判断する必要があるため難しい。

リバウンド狙いは負けが大きくなる可能性がある

機会損失

見事リバウンドで利益を得られたとしても、それまでに3ヶ月かかるのだったら、機会損失ではないかと考えました。

上がっている銘柄は、購入翌日から含み益が出ることを狙えるので、短期間で利益を狙えることに気づきました。

下がっている銘柄が買いたい気持ちも分かる

割安な株のリバウンドを狙いたいという気持ち、すごく分かります。
私も「割安」という言葉に希望を感じ、下がっている銘柄を触るのが好きでした。(つい最近まで)「割安」という言葉には、安心感も期待感も備えています。言葉に惑わされずに。

客観的になることは困難と自覚せよ

おまけとして、投資マインドについて。
1年半の投資経験から、投資はメンタル勝負でもあると思いました。

私の考える投資で重要な要素に、常に冷静に判断するというものがあります。

頭では「上がっている銘柄」を買うのが良いのは分かっているけど、やっぱり「割安銘柄」のリバウンドを狙いたいという気持ちがなかなか捨てづらいものです。

頭で分かっているのと実際にできるのは別問題です。

私は趣味でポーカーをするのですが、相手の強いレイズに対して、「ほとんど勝ってない」と思いながらもコールをし、何度も敗北しています。しかし、未だに同じことを繰り返してしまいます。
そういうときの自分の心理を言語化すると、次のようになります。

「もしかしたらまだ勝ってるかもしれない(希望的観測)」
「この分の悪い勝負を乗り越えたら大きな利益が得られる(射幸心、自分が主人公と錯覚)」

他人がこんなことを言ってたら、
「悪いこと言わんから、おとなしくやめときなさい」ということを、自分の事だと平気でやってしまうのが人間です。
いわゆるメタ認知の話になります。興味がある方はこちらを御覧ください。
メタ思考トレーニングのすすめ

自分が「客観的」なのかリンク先から確かめて見てください。

まとめ

  • 筆者は好決算後乗りの手法に変えてから成績が上がった
  • この手法の最大のメリットは「損切りが簡単になる」こと
  • 小さく負けて大きくかつことが大切
  • 「割安」「リバウンド狙い」は損切りの難しい上級者むけ
  • 冷静な投資を続けることは非常に難しい。

これらの情報が投資初心者に、新しい視点を与えられれば幸いです。

 

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